ちょっと前に「DMMのエロゲーやりたいなぁ」と思ったのでそもそもどんなゲームがあるのかいろいろ触ってみて、今のところ続いているのが掲題のゲーム「おさわり勇者さま」だけになった。
せっかくなのでこのゲームについて広めたいと思ってこの記事を書いている。本文中でも書いてるけどなんかこのゲームサービス終了しそうで怖いので、読んだら無条件にゲームをはじめて課金してほしい。
「おさわり勇者さま」とはどんなゲームか
一言で言えばターン制のRPGである。他と違うのはパズルゲームっぽい要素を含んだRPGだというところだろう。
敵の上に表示されているのはダウン属性と攻撃までの残りターン数。このゲームは敵が毎ターン攻撃してくるわけではなく、残りターン数が0になったターンにだけ攻撃を行うのだ。そして、ダウン属性の攻撃を順番に当てると敵が「ダウン」し、数ターン敵の行動が先延ばしになる。これが「パズルゲームっぽい」と先ほど書いた理由である。
ただ、あくまでRPGなのでダウンを狙うよりも高火力のキャラで攻撃したほうが早く決着がついたり、防御系の技を持ったキャラを入れていた方が安定するということは当然ある。
あとはガチャをしてキャラを集め、メインシナリオを進めてイベントがあれば走り、サブコンテンツを適度に楽しむ。そんな普通のソシャゲである。
「おさわり勇者さま」の好きなところ
何個か上げていく
戦闘が楽しい
「エロゲーの戦闘なんてどうでもいいだろ」とか言う人もいるかもしれない。実際私もその感覚でいた。だが、DMMのエロゲーというのは大抵がRPGである。あとは戦略シミュレーションとカードバトルが続く。つまり戦闘とは切っても切れないゲームが多数なのである。
その戦闘がつまらないとそもそもエロにたどり着く前にやる気が失せる。だから戦闘の楽しさというのはDMMのエロゲーを続ける上では重要な要素になる。
おさわり勇者さまの戦闘については冒頭に記載したが、他にも「チェイン」「防御」「ブレイブアーツ」「メテオバースト」などの要素があり、いろいろ考えながらやるのが楽しい。一応オート戦闘もできるのだが、ぜひ手動で戦ってもらいたい。
擬人化じゃない
意外に重要。艦これが流行してから擬人化のコンテンツが増えたように思うが、その爆心地であるDMMでも当然多い。
擬人化によって普段気にしていなかった対象（艦、花、英霊など）を知ることができるというのはいいことだとは思う。だが、欠点もある。
抜けない。これは私個人の感覚的な話になってしまうが、擬人化系のエロゲーはエロシーンやエロい妄想するときに「でもこれ元ネタ○○なんだよな……」みたいなノイズが頭の中に入り込んでしまい何か躊躇するのだ。
だから私は擬人化系以外のゲームをやろうと決めた。おさわり勇者さまも擬人化系ではないので安心してプレイいただけます。
「属性相関」を覚えなくていい
いわゆる「水は炎に強く、炎は草に強い」とかいうあれのことをここでは「属性相関」と定義しよう。私にとって、新しいゲームを始めるための第一の障害がこれであった。もうポケモンのタイプ相性を完全に把握していた子供の頃とは何もかもが変わってしまった。おじさんの頭では何が何に強くて弱いなんて記憶していられないのである。
その点でおさわり勇者さまは優しい。おさわり勇者さまにも「属性」はあるのだが「属性相関」は存在しない。敵の上に表示されているダウン属性がそのままその敵の弱点なのでその属性の攻撃を繰り出せばいいだけである。たったこれだけで俺の脳は救われた。ありがとうおさわり勇者さま。
☆1、2のキャラも使いやすい
おさわり勇者さまのガチャで出てくるキャラは☆1～3までのレアリティがある。1が最低、3が最高ランクだ。ただ、アイテムを使って☆の数を増やすことができるので☆1のキャラであっても☆3と遜色ないステータスにできる。
……ここまではそこらのソシャゲと変わらない話である。このようなシステムを採用しているゲームはたくさんあるだろう。おさわり勇者さまが独特なのは☆1と☆2のキャラが☆3より使いやすい場合があることだ。
メインのシナリオやイベントシナリオだけ楽しむのであれば１属性に特化したキャラのほうが便利なのがこのゲームだが、そういうキャラが☆1、2のほうが多いのである。
そのためガチャで☆3が出なくても十二分な戦力を揃えることは割とできてしまうのだ。
遠征がない
俺は遠征が嫌いだ。いちいち出発処理と受け取り処理をしなきゃいけない遠征が嫌いだ。わざわざ行くキャラを設定しなきゃいけない遠征が嫌いだ。遠征先ごとにキャラを変えなきゃいけないゲームなど言語道断である。
その点おさわり勇者さまは遠征がない。遠征と似たようなシステムとして時間経過で生成されるアイテムがあるのだが、それは時間が来たら受け取るだけ。わざわざ再生産の指示など不要である。不労所得万歳。
ウィークリー、マンスリークエストがない
俺はウィークリーやマンスリークエストも嫌いだ。ソシャゲでいちいち週間や月間の計画を立てろというのか？そんなの仕事だけで充分である。
おさわり勇者さまはデイリークエストだけなのでその点でも優しい。
キャラが可愛い
キャラが可愛いなんてエロゲーなら当然だろう、と思うだろう。その通りである。この項目は俺の一押しキャラを紹介したいがために作った。それがこのキャラ、「EM」ちゃんだ。
このクリスマスバージョンかなり好き。ビジュアルも声も最高。デフォルトのEMはその優れたブレイブアーツから愛用者も多いと聞く。いつかEMの新衣装がガチャできたら溜めている石を大放出して手に入れるつもりである。
あまり関係ないがこのゲームは獣人キャラがけっこういる。このEMはクマ獣人である。
「おさわり勇者さま」のダメなところ
いい所を言ったら平等に悪い所も言わなきゃバランスが取れないよな。
エロシーンが普通
普通ってなんだよ、というツッコミが入りそうだがなんか見ていて息子が反応しなかったというそれだけである。こんなことを言いながら実は俺は最初に手に入るシグルーンのベッドシーンとシナリオの途中で唐突にぶち込まれるディアナのオナニーシーンしか見ていない。それを見て「まあ……エロシーンは別にいいか」と思ってしまってそれ以外のキャラのエロシーンは１つも見ていないのである。ゆえにこの情報は正確ではない可能性が大いにある。
もしおさわり勇者さまをプレイしている人の中で「このキャラのベッドシーンはエロかったよ！」というおすすめがあればコメント欄に記載してほしい。好感度アップのアイテムはクソほど溜まっているので大量のワッフルを食べさせてエロシーンを見たいと思う。
ちなみに俺がやった他のゲームのエロシーン（DMMのエロゲーはチュートリアルでお試しエロシーンが流れる場合が多い）で一番「エロいね！」と思ったのは「救世少女メシアガール おかわり」である。なんか気合入ってた。
UIが不便
分かりづらいとかではないのだが、画面遷移の数が多すぎる気がする。特にハウス画面にはどの画面からも遷移できるようにしてほしいと思っている。後で要望だしとこ。
あと、なんかボタンの効きが悪い気がする。これはもしかすると俺の環境のせいかもしれない。あるいは誤操作を防ぐための処理か何かが入っているのかも。
サービス終了が怖い
こんなタイトルで悪いがおさわり勇者さまがサービス終了するという話はどこからも出ていないので安心してほしい。あくまでサービス終了を怖れているのは俺の主観である。
もちろんすべてのソシャゲはサービス終了する。どれだけ長く続いたとしても大統一理論が予言する陽子崩壊が実際に発生する場合、ソシャゲを動かしているサーバー自体が物理的に存在できなくなるためそこが限界だろう*1。
だが私は「おさわり勇者さま」のサービス終了が陽子崩壊よりも早く発生する可能性について憂いている。その理由の一つが先ほども書いた☆1、2のキャラでも十分使えるという点に他ならない。これは逆に言えば☆3キャラをわざわざ課金してまで入手する必要性が薄いということだ。このゲームはデイリーだけでも結構な石を配ってくれるのでその点でも課金の必要性を薄くしている。
一応最近は新規の☆3キャラはイベントで特攻が付くようになったので多少は入手の必要性は上がったが、イベント自体は別にそのキャラがいなくてもクリアできる程度の難易度である*2。
もう一つの理由は「コラボ」がない、という点である。私はソシャゲに詳しくないが昔何かの記事で他作品とコラボが一番利益を生む、みたいな話を見た記憶がある。だが、おさわり勇者さまはコラボをする気配が今のところない。同じころに始まったゲームである「アライアンスセージ」や「救世少女メシアガール おかわり」はすでにコラボを行っているにも関わらず。
もちろんコラボしなきゃサービス終了するなら艦これなんてとっくの昔にサービス終了しているだろう。しかし、おさわり勇者さまは「異世界のキャラクターを勇者として召喚して仲間にする」という設定上、他作品とのコラボがしやすいようになっている。それにも関わらず何もない、というのが私は怖ろしい。まさかもうサービス終了は決まっていて発表の時期を見計らっているとかじゃないよな？
頼むから続いてくれおさわり勇者さま。
おわりに
とにかく何が言いたいかと言うとおさわり勇者さまをやって欲しいということである。やってみて面白い、つまらないといった感想は各々あると思う。だがその感情とは無関係に課金すること。これはお願いではなく命令である。
そもそもガチャ引く理由がないのにどう課金すればいいのかと思う人もいるだろう。安心してほしい。おさわり勇者さまには「デイリーパスポート45」という有償石に加えて30日間無償石＋好感度上昇アイテムがもらえる商品があるのである。私もガチャに金をかける必要性が皆無なのでこれしか買ってない。みんなもこれを買え。
