最近見たアニメについて(2021/11/30)

11月分~。ここには載ってないけど「アイの歌声を聴かせて」が良かったのでみんな見てね。

no-known.hatenablog.com

対魔導学園35試験小隊

相変わらず「石鹸枠」に対する情熱が続いている。この作品はかなり泡立ちがよい*1。おそらく2話で原作1巻分を消化していると思われ、原作を知らなくともかなりハイペースで進んでいることを感じれる。

しかし、ヒロインの4人にしっかりと時間を割いた後でラストエピソードを主人公で〆るのはいい構成である。今まで口説き文句のように「半分背負う」と言っていた主人公にヒロインたちが同じセリフを言う、王道だが、だからこそ素晴らしい。

ダンタリアンの書架

ストライク・ザ・ブラッドなどで有名な三雲岳斗さんのアニメ化作品。第一次世界大戦後のヨーロッパで「幻書」と呼ばれる不思議な力をもった書物を巡る物語。

全体的に話は暗めで、幻書を使った人間は基本的に不幸な結末を迎えているのだがそれほど理不尽な結末でもないのでスッと入ってくる。世界観の作り方がよくて二十世紀初頭の雰囲気を(知らないけれど)感じることができる作品だった。そして作画が非常に良い。ダリアンが常に可愛い。棺姫のチャイカといい可愛いゴスロリ少女に私は目がないのだ。

アスラクライン/アスラクライン2

三雲岳斗さんつながりでこの作品も見てみた。2年単位で作品がアニメ化してるなんてすごいな。学園ラブコメだと勝手に思っていたけどファンタジー分を含んだSF作品だった。原作13巻を消化するというかなりのハイペース作品であり、原作を読んでいないがかなり飛ばして進んでいるのがはた目によくわかる。特に2クール目はそれが顕著に見えた。

しかし物語は結構熱くてよい。特に最終回付近。「過去を捨てた奴に未来は来ない!」という主人公の言葉通りにあの世界で起こった悲劇は起こったまま、助けられる命だけが助かった。みんな過去を背負って生きていく。いいエンディングだったな。

ガン×ソード

実は最近スパロボ30を買ったのだが、登場作品何作か見てみるか~と思って見始めたのがコレ。

端的に言うと主人公が復讐するまでの物語だが、この主人公がいい意味でバカなので作品全体の雰囲気は暗くない。そのうえでしっかりと復讐を成し遂げてくれるのでスッキリする。やることがはっきりしている主人公と、結局最後までどういうことをやりたかったのかよくわからない敵方で対比になっていたようにも思うが、主人公は敵が何をしたいかなんて全く興味がないという点も面白い。

なんかスパロボではファサリナさんが仲間になるらしい?という話を聞いて少しウキウキである。あの人怖いけど好き。

たまゆら-卒業写真- 芽/響/憧/朝

たまゆらは第二期のもあぐれっしぶしか見たことがなかったが、横須賀HUMAXで映画として作られた完結編をやるぞ!と聞いたので見てみた。

高校三年生になった4人の進路の話が中心になってくるんだけど、いいねぇ、甘酸っぱくて。私は高校入試も大学入試も就職もどこに行くかで悩んだことはなかったけど、なぜかこういう悩みに共感してしまう。演出のなせる技だろうか。見たこともない一期の出来事を想像して、ラストシーンは目頭が熱くなったね。

こういうふるさと、いいよな。私も地元に帰りたくなってきてしまった。

OVA たまゆら

劇場版見た勢いでOVAたまゆらを見てしまった。見てみると卒業写真までの伏線がちゃんとあって、逆に卒業写真で本当に完結したんだなぁと感慨にふける。このころから4人の進路の話は出ていて、終着点は決めていたんじゃないかなぁと思える。

ぶらどらぶ

押井守監督の作品ということで見てみたのだが、いまいち面白さが分からなかった。キャラは可愛いしテンポはいいのだが、ノリが古いのか?

タイトル通り血に関連したキャラ付けがされているのだが、作品自体は映画のうんちくがかなり前面に出てきていて、2つのつながりがよくわからない。もしかすると、やりたいことをやりたいだけやった作品なのかもしれない。

機動戦士ガンダムNT

これもスパロボ30関連で見た。まあこれの前にある一年戦争ユニコーンまですっ飛ばしちゃってるけどね!まあ、見ていない状態でも楽しめた。ゲーム出ていたヨナ、ミシェル、ゾルタンのキャラとその結末が見えたけど、スパロボ30だとまた違う形になるんじゃないかと思う。

やっぱりロボットってかっこいいなぁ。コロニーでの戦いでナラティブとシナンジュが取っ組み合いするところが好き。その後ネオジオングゾルタン無視してヨナとドッキングするところも含めて好き。

*1:石鹸枠の息吹を多く感じる、と言う意味