最近見たアニメについて(2021/08/28)

今月見たアニメをまとめて載せる。

bpS バトルプログラマーシラセ

名前は聞いたことがあったが、見たことはなかったこの作品。全5話という短さなので気軽に見えた。凄腕のスーパーハッカーが主人公という最近見なくなった設定の作品だが、やってることがハチャメチャすぎて好き。特に物理的にPC爆発させたり人工衛星落としたりするのが最高。

あと、天野美紗緒という魔性の小学生が出てくるのがこの作品の特徴だろう。はあ、こんな姪っ子が居てくれたらなぁ。毎日メイっぱい頑張っちゃうよ。

HAND MAID メイ

この作品、実は初見ではないのだが見たのが昔過ぎて内容を忘れていたので、懐かしくて再視聴した。

主人公がフィギュアサイズのロボットと共同生活する、という武装神姫フレームアームズ・ガール、超可動ガール1/6の元祖的な設定の作品である。これがもう21年も前の作品になってしまった。

ストーリーはいわゆるラブコメで、メイが等身大サイズになってからその恋の物語は急加速していくことになる。ラストをご都合主義に感じる人もいるだろうが、やっぱりこういうハッピーエンドが一番だね。

エイリアン9

噂は聞いたことがある…という程度の作品。全4話。OVAの作品だったようだ。

学校に落ちてくるエイリアンを捕獲するために各クラスから1名ずつエイリアン対策係に選ばれる。その選ばれてしまった泣き虫の少女が主人公の物語である。

アニメの段階では物語上の謎が解決しないのだが、この作品を見ていて思うのは「作者の性癖」がものすごく出ている作品だな、という点である。とにかく主人公が良く泣き、泣く際の描写も演技もかなりのこだわりである。フェティシズムを強烈に刺激される作品だ。

陰からマモル!

これもアニメ雑誌で名前だけ知っているだけの作品。見てみたが、懐かしき王道の「学園ラブコメ」ものをやっていてかなり楽しめた。主人公の周りにハチャメチャな女の子が押し寄せてくるこの感じ、実に懐かしい。具体的に作品名は浮かばないけど、懐かしい…。最初はどうなんだと思っていた紺若ゆうなも見ているうちに好きになってくる。特に最終話の演技が素晴らしい。こういうドタバタ劇がいつまでも続くことを願う作品はいいものだ。

王立宇宙軍 オネアミスの翼

超有名なこの作品も初めて視聴した。噂通り、その作画は圧倒されるものがあった。ロケット発射の描写ももちろんすごいが、私が目を見張ったのはロケット切り離しの際に、切り離された部分がひしゃげていく描写である。たしかに実際の映像で見たことはあるのだが、それをアニメで表現するとは…。尋常でない才能と労力を感じる作品なのは間違いない。

ストーリー的は最初はやる気のなかった王立宇宙軍のメンバーが、最終的に一つになってロケット発射のPJに向かうという王道なもの。だが、作戦決行を決めるときの演出も相まって感動的に仕上がっている。今後も語り継がれる作品になるだろう。

天罰エンジェルラビィ☆

正直電波ソングでしか知らなかったこの作品。アニメとしてはたった1話しかない。かつて戦いで文明が滅びてしまった地球に、同じ過ちを繰り替えさないために天使と呼ばれるエージェントが送り込まれる、というもの。いかにも今後の伏線になりそうな設定も描写されているが、続きはない。純粋に設定とアクションを楽しむエンタメ的な作品に感じる。

博多豚骨ラーメンズ

博多、そこは人口の3%が殺し屋と言われる地――。とかいう風評被害甚だしい設定から始まる作品。当然全体的に物騒だし、流血沙汰や残酷な表現もいくらでも出てくるのだが、仲間を信じて生きていくことを強調していて、この作品名もそこに深くかかわってきている。

ストーリーは群像劇のようだが、最終的にすべてが一つの事件につながっており、そのピースがパチッとはまる瞬間に面白さがある作品である。

俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している

「絶対選択肢」なる現象によって奇行に走っているように見える主人公とその周りの女の子が織りなすラブコメ。タイトルではラブコメを邪魔してるって言っているが、しっかりラブコメ展開している作品だった。でも、ラブコメで主人公が最後まで恋をしないってのはなかなか珍しいかもしれない。原作では最後どうなっているんだろうか。

陰からマモル!とはまた違ったタイプの学園ラブコメで、こっちは新しめの空気を感じる。この辺りの感覚の違いはどこから来てるんだろうか?作画かなぁ。

妖精姫レーン

1995年あたりのOVA作品らしい。完全にギャグ&コメディで、まくしたてるようなセリフの応酬で作品全体のスピード感がすさまじい。キャラデザは「昔のアニメ」って感じだが、このころにはもうエヴァンゲリオンが放送されてたんだからすごいよな。

作品はかなり中途半端なところで終わっているけど、そもそもギャグ作品なので対して気にならない。何となく「4つの心臓」と四聖獣が対応してるんじゃないかとも思うのだが、もはやその答えを知る機会はない。もしかすると製作者さえ知らないのかもしれないが…。

Ergo Proxy

これも昔アニメ雑誌に載ってるの見たなぁって程度の作品だった。

ストーリー全体の流れを理解するのはそんなに難しくないのだが、使われている語彙が哲学用語で難しかったり、はっきりと明言せず匂わせる程度の設定/描写があったりと難しく感じる作品だった。一回見ただけだとレゾンデートルを他者に依存することに対する検討のように捉えらえれるが、どうなのだろうか。

しかし、遊佐さんのこうゆう演技を始めて聞いたかもしれない。いっつも黒幕で怪しいキャラやってるから驚き。そして終始ピノが可愛くて癒された…そして有能だった。

エル・カザド

見始めた後に知ったけれど、美少女×ガンアクション三部作の三作目らしく、前にNOIRMADLAXがあるらしい。

設定的にシリアスな面もあるが全体的に軽いノリで、切ない展開はあるがそこまで重くならずに見やすい。ナディとエリス、2人の関係性がじっくりと描かれていて、よく言われる百合作品に該当するものと思われる。

自由を賞賛するわけでもなく、組織に迎合することを賞賛するわけでもない。人間には支えてくれる、間違いを正してくれる誰かが必要なんだ、ということを語ってくれるアニメだったように思う。旅の行き先はどこだっていい。でも、一人旅だけは勘弁だ。おそらくリカルドはナディやエリスよりも先にそれに気づき、ブルーアイズは後に気づいた。最後までそれが出来なかったローゼンバーグは破滅した。筋の通ったいいアニメだ。

そして、見ているとタコスを食いたくなる。

タコタコタコース、美味しいタコス♪イケてるタコスはアミーゴタ・コ・ス♪えへ♡

キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦

何だこの作品、タイトルなげぇ…と思って見始めた。

勝手に戦記物だと思ったけれど、大規模戦闘が描かれるわけではなく、メインは敵対する国に分かれて惹かれあう2人の物語って感じである。こういった作品はアクションシーンの作画がいまいちになりがちだが、この作品はかなりしっかり描かれていたように思う。

最終話でいろいろな要素が出てきて、かなりこの先面白くなりそうな感じがしている。原作の販促としてはかなりいい出来だったのではないだろうか。

アズサ、お手伝いします!

見たことないアニメだから見てみよ!と思って視聴したのだが、多分以前見たことがある。アニマックスが関わっているから、実家にいたころに見てたんじゃないだろうか。

弱小野球部が人数合わせにメイドロボをマウンドに立たせる、という設定の話で世界観的にリアルスティールとちょっと似ている。キャラが可愛いし、起承転結ちゃんとしてるし、最後はハッピーエンドで後味もいい。HAND MAID メイといい、俺はもしかしてメイドロボが好きなのかもしれない。