はいふり批評をやり始めてから以前のようにアニメを見て一話一話感想を上げることが無くなったが、やはり感想を書き留めておかないとスゴイスピードで忘れていくので、書き留めておこうと思う。
特に最近はdアニメストアを活用し始めたので、見ている作品が多くなった。流石に1話1記事はきついので、まとめて書いてしまう。
いぬかみっ!
なんか昔のアニメ雑誌で見て、タイトルだけ知ってる…という作品だったのだが見てみた。最初の方はかなりギャグよりのように見えるが、全体を見ればシリアスの方が多い作品で、ちょっと驚いた。ちょうど1クール終わりの12話、13話はかなり好きなエピソードである。
緑髪のヒロインはあまり人気が出ないというジンクスがあるが、おそらくこの作品はそれに当てはまらないのではないだろうか。終始ようこが可愛い作品で、最初から最後までぶっちぎりにヒロインだった。
インフィニット・デンドログラム
最近、なろう系の作品をよく見ている。この作品もその一つとして見てみた。
戦闘が多い作品なのだが、作画に迫力がないため持ち味を活かせていないような印象を受けた。ゲームの中のようで、実際には異世界なのかもしれない、見たいな設定はなかなか面白い。キャラクター的には最初に出てきて、ちょくちょくシナリオに関わってくくる聖騎士の副団長らしい女の人が好みだった。
私、能力は平均値でって言ったよね!
う~ん。キャラデザ可愛い~。ギャグがメインだが意外にシリアスな話も多い。世界観がファンタジーなのだが、その裏側にはSFな設定が潜んでいるというのがけっこう好み。なろう系の中でもかなり楽しく見れて良かった。
俺だけ入れる隠しダンジョン
なんてアホな設定の作品なんだ…拍手を送りたい。大賢者の能力の副作用を抑えるためにキスが必要だとか、スキルポイント的なものを取得するために性欲を満たす必要があるとか、よくもまあここまで欲望に振り切れたなという感じ。
戦闘は割とあるがもっさり気味。ただ、シナリオ自体は非常にきりのいい所でまとめている。というか、原作はこのあと何をやっているんだろうか。
棺姫のチャイカ&棺姫のチャイカ AVENGING BATTLE
いわゆる分割2クールだった作品なのだろう。両方とも見せてもらった。
とにかく作画が見事という他ない。ヒロインのチャイカは色々な線が多くて作画が大変だと思うのだが、崩れたことが一度もなかった。そして果てしなく可愛く、庇護欲を搔き立てられる。それがまた作品自体の伏線にもなっている。
作品全体として「生きる目的を無くした人たちの物語」となっているように読み解けるが、そうなるとやはり最後にチャイカの答えが聞きたかった。そこが少し残念ではある。ただ、あのラストは美しい。
スクラップド・プリンセス
棺姫のチャイカの原作榊一郎さんつながりでこの作品も見てみた。
1人のお姫様を守るために男女2人のボディガードがついて、男の方はドラグーンの力を得る、という棺姫のチャイカと設定上は似ているが、事の始まりが能動的が受動的かで全く違う作品が作れることに感心する。
チャイカとは違って、こちらはハッピーエンドである。ただ、シィンにも幸せになって欲しい面も若干あった。
聖女の魔力は万能です
なんか全体的にすごく見やすい作りになっている。作画も悪くない。本当にディオメディアの作品か?(失礼)
もう一人の聖女(聖女じゃないけど)の方が若干不憫だったが、良い感じのところに収まったようでよかった。
SPEED GRAPHER
これも昔のアニメ雑誌で見て名前だけ知っている作品だった。
カメラマンの雑賀が天王洲神楽という少女と出会って不思議な能力を持ってしまい、追っ手に追われることになる話である。同じく不思議な能力を持った「ユーフォリア」と戦うことになるのだが、正直作画はもっさりしていてあまり迫力はない。
ただ、快楽におぼれてしまったユーフォリアと能力を手に入れてもそれに抗った雑賀、という構図が裏の主人公でもある水天宮の復讐とも重なっており、よく練られている。
ここまで敵役の目的がほぼ達成されたラストになる作品はまれだが、決してバッドエンドではない。優れたバランス感覚を持った作品である。
KITE LIBERATOR
おそらくOVA作品…なのだろうか?詳しく知らない。
梅津泰臣さんが手がけた作品ということで、可愛いキャラデザに見事なアクションが織り込まれている。しかし、なんとも中途半端な終わり方。別に続編があるわけでもないようだ。できれば主人公の女の子には幸せになって欲しいが、この設定では難しいだろうなぁ。
プランゼット
フル3DCGで作られた劇場公開作品らしい。とにかく「昔の特撮」の雰囲気が画面全体から漂ってくる。月が敵の母艦で月食のようになったり、富士山全体が最終兵器になったりと所々いい演出はあるのだが、全体としてキャラの掘り下げが不十分なのかあまり盛り上がりを感じられなかったのが残念だった。