はいふり!はいふり!!はいふり!!!

私はハイスクール・フリートはいふり)という作品が好きだ。

放送当時から各話好きだったが、決定的にしたのは最終回である。最終回の内容を詳しくは書けない、ネタバレになるし、来年から始まる再放送を初見の人にも見てもらいたいから。

しかし、最終回は「久々にアニメを見たな!」という思いが心の底から湧いて出たほどの出来であった。脚本も、映像も、音楽も、すべてが私のもつ感受性のアンテナにぴったりのものを送りつけてきやがった。

やっぱりアニメを見たとき最高に盛り上がるのはこういう瞬間だと実感した。アニメ製作者側からの「さあ、ここで一気に盛り上げて・・・しばらくは抑える、まだ、まだだぞ・・・ここで他の楽器も加わって!音を爆発させて!だが、ここで終わりじゃあない、最後の最後・・・ここだ!ここが一番表現したかった部分なんだ!この交響曲のクライマックスであり、完成だ!」という叫びが聞こえてくる瞬間!

そしてその叫びを受け止めるだけの十分なアンテナを自分が持っていた瞬間!

全身の血管がはち切れるのではないかと疑うほどの興奮状態になり、常にそわそわし始めて、結局同じアニメを二度三度見る・・・それこそが最高のアニメ体験なのだ。

 

この記事を書いているのは、私と同じ体験を出来るかもしれない人たちに、はいふりという作品があることを伝えるためである。

先ほども書いたが、来年からはいふりの再放送が始まる。ぜひ見てほしい。

この体験が、決して私だけのものではないことを願って。