去る2018年2月17日。
その日の25:30から放送されるハイスクール・フリート第七話の宣伝のため、私はTwitter広告、Google Adwords、Facebook広告を用いて放送の宣伝を行った。
その結果についてまとめておく。
Twitter広告
Twitterを使用した広告である。ツイートボタンの横にある自分のアイコンをクリックすればプルダウンメニューの中に選択肢がある。
広告には予算やターゲット層、プロモーションするツイートの設定などがあるが、本題ではないので割愛する。
今回以下の画像を使用したツイートを行い広告を作った。
最終的に2月17日の9:00~23:59まで広告を表示し、結果は以下のようになった。
インプレッション | ツイートのエンゲージメント | エンゲージメント率 |
139256 | 14297 | 10.26% |
ここで「インプレッション」は広告が利用者に表示された回数。「ツイートのエンゲージメント」は利用者が広告に対して、クリックやリツイートなど何かしらの行動を起こした回数。「エンゲージメント率」はインプレッションに対するエンゲージメント率を表している。
つまりこの広告は約14万回表示され、それに対して1万4千回のアクションがあったことになる。あくまで表示された回数なのでのべ人数になってしまうがいろいろな人に広告を見てもらうことができたようだ。
さらにこういった広告で面白いのが各種情報別に結果をまとめてくれているところだろう。以下が性別毎の結果になる。
性別 | インプレッション | ツイートのエンゲージメント | エンゲージメント率 |
男性 | 67209 | 7307 | 10.87% |
女性 | 66380 | 6581 | 9.91% |
不明 | 5667 | 409 | 7.21% |
ハイスクール・フリートはどちらかと言えば男性向けアニメのイメージだが、なんとインプレッション数もエンゲージメント数も男女でさほど違いがない。
だが、Twitterでは性別を明示的に設定することができるため、記載された性別が実際の性別を反映しているかは怪しい部分がある。
Google Adwords
Google AdwordsはGoogleで検索を行った際に広告を表示したり、WEBサイトを開いたときに広告を表示することができる。Youtubeで動画再生前の広告もこいつで作成可能である。
今回私はWEBサイトを開いたときに表示される画像広告を使って宣伝を行った。以下の画像を含む複数の画像を用意していた(Webページによって表示される広告のサイズが違うため、効果をより大きくするために8枚の異なるサイズの画像を使用した*1*2)
結果は以下のようになっている。
表示回数 | クリック数 | クリック率 |
125971 | 434 | 0.34% |
表示回数12万とTwitterとさほど変わらないように見える・・・かもしれないが、実はGoogle Adwordsでは広告キャンペーンの開始30分経過することなく設定金額上限に達してしまい、それ以降は表示されていない*3。
つまり、この数字はたった30分程度の結果なのである。それにも関わらず12万回も表示されるとはGoogle 恐るべし。
Google Adwordsでも男女別などの各種情報別に結果をまとめてくれている。
性別 | 表示回数 | クリック数 | クリック率 |
男性 | 59019 | 200 | 0.34% |
女性 | 46015 | 187 | 0.41% |
不明 | 20697 | 47 | 0.23% |
なんとTwitter広告同様。GoogleAdwordsでも男女で反応に大きな違いは見られなかった。むしろクリック率では女性の方が高い。
しかし、ただ画像を見たりクリックしただけの情報から、どのようにGoogleが男女を判断しているのか、正直良く分からない。
これ以外にもGoogle Adwordsのレポートには「子供の有無別のレポート」や「世帯収入別レポート」などもある。これまた一体どのように集計しているのかさっぱり想像がつかない。
一応子供有無別のレポート結果を載せておく。
子供の有無 | 表示回数 | クリック数 | クリック率 |
子供あり | 37392 | 141 | 0.38% |
子供なし | 75389 | 256 | 0.34% |
不明 | 12950 | 37 | 0.29% |
想像していた通り、「子供なし」が多い・・・が、そもそも表示回数からして「子供なし」が多いため日本の少子化がチラ見する結果になっている。
Facebook広告
Facebookにも広告を出すことができる。今回私は以下の2つの画像を用いて広告を作った。
受けがよかったのはミケちゃんが全面に出ている方である。こけしとらっぷの方は7話のシーンを再現してみたのだが、画面が暗くなってあまりいい印象が無かったのかもしれない。
リーチ | 推定広告想起リフト数 | 推定広告想起リフト率 |
35856 | 1390 | 3.87% |
ここで「リーチ」は広告を最低1回見た人の数となる。厳密に人数であり、回数だけを集計しているTwitterやGoogleとは違っている。もちろん、Facebookでも広告が表示された回数だけの結果も見ることができる。
気になるのが「推定広告想起リフト数」である。これは「2日後に広告を見たことを覚えている人の推定数」らしい。
男女別の結果は以下になる。
性別 | リーチ | 推定広告想起リフト数 | 推定広告想起リフト率 |
男性 | 28528 | 1130 | 3.96% |
女性 | 7216 | 270 | 3.74% |
不明 | 112 | 1 | 0.89% |
リーチ数は圧倒的に男性が上。そもそもFacebookの利用者が男性の方が多いのかもしれない。想起リフト率は男女にやはり違いが無かった。想起リフト数をどのように計算しているのか気になるところではある。
まとめ
ハイスクール・フリート7話は、私が初めてはいふりを見た話数でもある。この話で完全にはいふりにほれ込んだため、同様の人を取り込むために7話放送のタイミングで広告活動を行った。
実際に広告を見てはいふりを見てくれた人がいるかどうかは不明ではあるが、1人でも多くファンが増えてくれると嬉しい限りである。
最後に、個人で広告を行うならTwitterが一番使いやすく金銭的にも優しい仕様であった。逆にGoogleAdwordsは個人で使う物ではない、という印象を受けた。