2014年の素晴らしきアニメ達(記録用)

2014年のアニメ視聴がすべて完了したため、最後のまとめをおこなう

  • 素晴らしきアニメ達 

1.ノブナガン

宇宙からの侵略者を人間が撃退するというベタな設定ながら、学習し進化し続ける『進化侵略体』や偉人の遺伝子で戦う『Eジーンホルダー』などの設定が非常に斬新だった。各戦いの作戦が非常に面白く、また動きは少ないが各カットでカッコイイ画を用意しているため見どころ多し。音楽を使ったシーンの盛り上げ方も素晴らしく、特に10話ラストのストーンフォレスト作戦直前のシーンは秀逸の出来。限られたリソースの中で頭を使うことの大切さを作品内外から受け取れる貴重なアニメである。

2. 神々の悪戯

いわゆる異世界召喚ものであるこの作品、神々に人間の心を学ばせれば元の世界に戻してもらえるという、これまたありがちな設定である。シリアスの流れもギャグの流れもしっかり作られており、その移り変わりに違和感がないように作成されているのは見事である。最終話の激熱展開も必見。さらにスタッフの努力が垣間見れるのが各キャラクターの影にぼかし加工を入れているところであろう。おそらくは原作ゲームのキャラデザ、カズキヨネ氏の絵の雰囲気を少しでも出そうとしたためと思われるがアニメでよくやろうと思ったな、と感心してしまう。

3.ご注文はうさぎですか?

「可愛さだけでぶん殴る」という絵柄とは正反対のパワーファイトを仕掛けてくる本作。高校生の少女ココアが異国風の街の喫茶店にホームステイをすることになるお話である。実際のところ「可愛さ」だけというわけではなく、視聴者に飽きがこないように頻繁に場所を変えたり、やることを変えたりと上手く話を回しており好印象。

4.魔法科高校の劣等生

このアニメ、かなり奇妙である。確実に面白いのだが、果たして何が面白いのか、見ている私にもはっきりとしたことが分からないのだ。軍事的な詳しい話は私にはわからないものの、魔法のエフェクトが非常にカッコよく、また戦闘シーンもキャラクターの動きがしっかり描かれており全体的に高い品質となっているのがわかる。

5.普通の女子校生が【ろこどる】やってみた。

そもそも「ろこどる」という存在をこのアニメで初めて知ったわけであるが、それだけに「ろこどる」という存在をしっかり描き出そうとした本作は見事な出来栄えであったことがわかる。流川ガールズと対になる存在としてAWA2ガールズを作りだし有効な対比を見せつつ両者に花を贈る終盤の流れは素晴らしい。本作は特に作中の雰囲気作りが上手く、雨の日のステージの薄暗いステージの様子や、「ああ、流川」の昭和歌謡曲っぽさなどがうまく作品の世界観とマッチしていた。

6.少年ハリウッド-HOLLY STAGE FOR 49-

新ジャンル、哲学アイドルアニメ。実際のところは普通に少年時代の人間関係や人生に対する不安を刻々と描き出しているだけであるのだが、主人公の言い回しがいちいち哲学じみているのでこう呼ぶ。最初は濃い絵柄に驚かされたものの、少年時代を思い出させるような葛藤が逆に新鮮でズブズブとはまっていった。エア・ボーイズ回、ミュージカル回、ときめきミュージックルーム回など斬新な話の作り方をしていたのもよかった。

7.白銀の意思 アルジェヴォルン

泥臭いロボアニメ。独立第八部隊を中心に2国間の戦争時の出来事が描かれる。このアニメで非常に面白いのが物語として「戦争」というのがそれほど重要な位置に来ていないところだろう。少なくとも独立第八部隊はこの戦争をどうにかできるだけの力はなく、やっていることは奇襲と撤退戦が中心という地味さ。極めつけに最終回直前の第八部隊の目的は「隊長をぶん殴ること(止めること)」。ここまで戦争をただの舞台装置として扱った作品もめずらしい。脚本の出来もよく、イカした台詞回しが楽しい作品でもある。

8.精霊使いの剣舞

「かつてのレン・アッシュベルを仲間と一緒に超える」というテーマを掲げ、そのテーマに忠実にストーリーが展開された作品。ここまで明確に作中でテーマが語られる作品も珍しい気がする。いわゆる「未完でも評価可能」な作品の一つと言えるだろう。特に8話の「チーム・スカーレット」の出来は秀逸であり。レスティアを使用した魔王の後継者(気取り)のジオ・インザーギをチーム・スカーレットが打ち倒す、という作中でやりたいことを凝縮した構成となっていた。

9.大図書館の羊飼い

配信終了からしばらくたって、ようやくこの作品が言いたいことが分かってきた。「羊飼いよりも~」ということではないのだ。隣で一緒に歩いていければ、力の大小や羊飼いかそうでないか関係なく、それはとても素晴らしいことだということを言いたかったのだ。最後のつぐみのスピーチはきっとそういう意味だったのだろう。羊飼いだって、常に誰かと一緒に歩むことができれば忘れられることもない。設定に合致したよい最終結論だったように思う。だからこそ、最後に小太刀も筧の部屋に帰ってきたのだろう。コメディ色の強い作画も私好みであり、楽しめた作品になった。

10.トリニティセブン

「魔術は常識から外れたもの、それ故に自分と最も離れていることを研究テーマとする」という設定に心を惹かれた作品。誰も信頼しないものは信頼を研究テーマに、友情というものが分からなければ友情を研究テーマに。さらっと言っているが、なかなかの苦行である。また、出てくる女の子がそろいもそろって可愛いのもポイントが高い。

  • 素晴らしきキャラクター達

1.小椋しお(ノブナガン

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人生のソロプレイヤー。「都会の人ごみ肩がぶつかってひとりぼっち、果てない草原風がビュビュンとひとりぼっち、どっちだろう泣きたくなる場所は」と言われて「果てない草原」の方にだけ丸を付けるタイプ。しかし、最終的には信頼できる仲間や良き理解者に巡り合えた。こういう生き方をしてみたいね。

2.高山春香(桜Trick

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この子、頭おかしい(褒め言葉)。事あるごとに友達の園田優の唇を奪おうとする斬新なキャラ設定に、他の女カップルの成立も激推ししてくるその姿勢に完敗。実際のところ、優との関係を「特別な友達」としてしか認識していないというのも彼女の面白いところだろう。

3.東兎角(悪魔のリドル

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クールポンコツという称号をほしいままにしたキャラ。クールな顔して毎回「は?」と思うような行動を起こしてくれる天性のエンターテイナー。しかし、最終回にて一之瀬晴の不安を払拭するために起こした行動は実に素敵であり、東兎角という人間の誠実さを顕著に表したものとなっていた。

4.菜波・K・ブレードフィールド(彼女がフラグを折られたら)

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不憫かわいい。作中での立ち位置が非常に素晴らしく、いわゆる「主人公の親友」ポジションにいた女の子。最終話までみるとなぜその位置にいるのか理由がはっきりするわけであるが、他のアニメとは違った感覚を得ることができた貴重なキャラ。

5.千葉エリカ(魔法科高校の劣等生

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兎にも角にもビジュアルが非常に好きなキャラクター。結構出番が多く、制服姿以外にも体操着やメイド姿など服のバリエーションも多かった。高速移動+剣術という自分好みの戦闘スタイルを持っていたのもポイント高し。

 6.スズシロ・サオリ(白銀の意思アルジェヴォルン)

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何をどうしたらここまで強烈な人妻臭を漂わせるキャラができるのか。私はそれが知りたい。初登場時のあまりの美人さに驚いたのも記憶に新しいところだが、それ以上に信じられないくらいの色香を持ったキャラである。キャラクターデザイン、脚本、声優、そのすべてが完璧に調和したことにより、このキャラは出来上がっているのだ。

7.宇佐美奈々子(普通の女子校生が【ろこどる】やってみた。)

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2014年「かわいい」三人官女の一人。ビジュアルは完全にモブのそれだが、そこからあふれ出る可愛さは超一流である。全体的に「ぷにっ」としたデザインや動きと少し舌足らずのように聞こえる声などが、このかわいさを形成していると思われる。

8.鈴木いくみ(人生相談テレビアニメーション「人生」)

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2014年「かわいい」三人官女の一人。言動はアホの極みであるように見えるが、そこがいい。基本感情的なために表情がころころ変わるところがかわいさを強調しているように思える。こと、幼稚園児のように駄々をこねる場面は最高。

9.小太刀凪(大図書館の羊飼い

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2014年「かわいい」三人官女の一人。行動や言動はとにかくあざといが、そのわざとらしさで誤魔化しきれない真実のかわいさがにじみ出るキャラ。筧にちょっかいを仕掛けるときのかわいらしさで彼女に勝てる者はいないだろう。

10.沢村栄純(ダイヤのA)

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試合中、ベンチにいながらにして主人公としての存在感を放つことのできるすばらしいキャラクター。バカのように見えて、実際にバカなところもあるが、完全なバカではない。甲子園予選にて、稲城実業の執念とそのプレッシャーを感じながら、最後まで攻める気持ちを忘れずに投げきった彼の姿は最高にカッコよかった。

11.ソフィア・サハロフ(フューチャーカード バディファイト)

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ミステリアスな雰囲気の彼女。どことなくSっ気があるような描写もあって素敵。最終回時点での立ち位置がどうなっているのか非常に気になるキャラクター。果たして臥炎キョウヤにただ付き従っているだけのキャラなのだろうか。

12.クルード(マジンボーン)

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冷めたキャラかと思いきやかなり熱いキャラ。作中最強クラスのキャラクターというだけでもうカッコイイが、自分の矛盾に気づきながらも「それでも放っておけないのです!」と炎の魔神へ進言する場面は、彼のカッコ良さが極限まで高まっている。こういう歴戦の戦士キャラはやっぱりいいな。

  • 素晴らしきOP/ED達

1.Won(*3*)Chu KissMe!(桜Trick

我慢では解決できないの 誰にも真似できないことがしたいの

歌詞のぶっ飛び具合、メロディーのカッコよさ、謎の懐かしさが複合されて形成されている奇怪な曲。

2.人生☆キミ色(人生相談テレビアニメーション「人生」)

明日は何が待っているの 参考書にも載ってないし 自由に塗り替えていこうよ もっと人生☆キミ色

聞いていて元気になる曲。単体でCDは売っていないがAmazonダウンロード販売されている

3.Legend Is Born(マジンボーン)

ゆずれぬ願い 共鳴する奇跡があるさ マジンボーン

実にカッコイイ曲。

4.サンプンハン(真 ストレンジ・プラス

伝えたい 伝えたい 伝わんない

聞いていて楽しい曲。

5.精霊剣舞祭<ブレイドダンス>(精霊使いの剣舞

あの日描いた未来を 私たちの理想論を実現させる 踊る刃たちの祭壇へ

北欧音楽っぽい入りが珍しい。ブレイドダンスへ向かう彼女たちの強い意気込みを歌った曲。

6.千と二百の物語(おへんろ。~八十八歩記~)

めぐるめぐるこの気持ちが 千と二百の物語

安らぎを感じる曲。決して上手いとはいえない歌い方だが、それがいい

  • 素晴らしきBGM達

  1. Let's see which is the better woman!(ノブナガン
  2. Yui's Sentiment(神々の悪戯)
  3. アイドルはじめました。(普通の女子校生が【ろこどる】やってみた)
  4. アルジェヴォルン(白銀の意思 アルジェヴォルン)
  5. BRE@TH//LESS(アルドノア・ゼロ)
  6. 星のまばたき(大図書館の羊飼い
  7. NEXT TO YOU(寄生獣 セイの格率)
  8. 少年ハリウッドのメインテーマ?(少年ハリウッド-HOLLY STAGE FOR 49-)
  9. 精霊使いの剣舞のメインテーマ?(精霊使いの剣舞
  10. モモキュンソードのメインテーマ?(モモキュンソード)