グラスリップ 第13話「流星」

グラスリップ第十三話見ました

難解。この一言に尽きる。

とりあえず、前回透子が体験したものが「唐突な当たり前の孤独」と同等のものであることは正しかったようだ。さらに未来の欠片について、「見えているものは未来でない」ことは確定的になり、「駆が透子に会いたい気持ち」「透子が駆に会いたい気持ち」を持っていたからこそ第一話で感覚の共有が起きた、という可能性が語られる。

この作品のテーマがいったい何なのかという点に関してここまでの話を鑑みるに「共有すること」「共有しようという思い」の大切さを伝えたかったのではないかと思う。透子は駆のことをもっと知りたいと思った。その気持ちを、「唐突な当たり前の孤独」を共有したいと思ったからそこ、あの雪景色が見えるようになり、結果的にその中で「唐突な当たり前の孤独」を見つけることができたのではないだろうか。「未来の欠片」とは誰かと何かを共有したいという気持ちから生まれるものではないだろうか。だからこそ雪哉とやなぎは一緒に走っているとき、幸ちゃんとヒロくんは一緒に山登りをしているときに、「未来の欠片」と思われる雪景色が画面に現れたのではないだろうか。

だが、このアニメ、上記のような表面上の理解では追いつかない複雑な意図が展開されていることうけあいである。これは1、2、3話の時点で油断していた俺が悪かったな。もう少し真面目にこのアニメに取り組むべきだったかもしれない。