今朝「楽園追放 -Expelled from Paradise-」を見た。2014年の劇場アニメだが、上映当時はかなり話題になっていた。私は結局見なかったが、主人公の女の子が可愛いということだけはしっかりと覚えていた。
見てみるととても面白かったので、感想を書いておく。
もちろんネタバレも含まれるのでまだ見ていない方は読まない方がいい。
続きを読む今朝「楽園追放 -Expelled from Paradise-」を見た。2014年の劇場アニメだが、上映当時はかなり話題になっていた。私は結局見なかったが、主人公の女の子が可愛いということだけはしっかりと覚えていた。
見てみるととても面白かったので、感想を書いておく。
もちろんネタバレも含まれるのでまだ見ていない方は読まない方がいい。
続きを読む私は日本国民に対して事実上無制限の権限をもっていた。歴史上いかなる植民地総督も、征服者も、総司令官も、私が日本国民に対してもったほどの権力をもったことはなかった。私の権力は至上のものであった。
ーーダグラス・マッカーサー「マッカーサー回想記」
第二次世界大戦は70年以上も前に終わった。私も戦後生まれで、戦争のことは記録の中でしか知らない。だが、戦争の記憶というものはその民族に数世紀は残るともいわれている。では、その戦争の記憶が今の文学やアニメにも影響を与えているのであろうか?
今回は、かつての植民地政策が残した影響を読み取っていく批評である「ポストコロニアル批評」を試していく。
続きを読む3年前、タイに旅行に行ったときのことだった。バスのガイドさんがタイの王朝について移動しながら説明をしてくれていて、私はそういった歴史などに興味を持ち始めていたころだったからとても楽しく聞いていた。その中で、
という話があった。その時私は「なるほど。そうなのか」と納得していたが。Wikipediaではラーマ1世は乱心した前王を殺して王位についたとされている*2。さて、どちらが正しい歴史なのだろうか。
いや、どちらが「正しい」など考える必要はない。私たちはもう物語としての歴史にしか触れることができず、それゆえに多様な解釈ができるのだから。
今回取り扱うのは、歴史を絶対視しないという考え方から生まれてきた批評「新歴史主義批評」である。
*1:体が弱く、だったかもしれない。記憶があいまいだ
*2:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%9E1%E4%B8%96
今日で劇場版ハイスクール・フリートを上映しているところが大分減ってしまいますが、そんなタイミングで私が行った各上映館での視聴感想をまとめていきます。
アニメの内容には触れないのでご安心ください。
続きを読む「はいふり」改め「ハイスクール・フリート」
ーーハイスクール・フリート公式
2020年1月12日、記念艦三笠で先行上映された劇場版ハイスクール・フリートを見てきた。最後A-1 Picturesの柏田さんがでてきて作画の謝罪をしたのには笑ったが、とにかく劇場版の批評を軽くしていこうと思う。
当然劇場版のネタバレを含むので、見ていない方は絶対に読み進めないようにしていただきたい。
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